よなよなむつらぼしのなまくら天体観測

天体観測初心者です。お気楽機材で少しずつ腕を磨こうと思います。

はじめまして

天体に興味を持ったのは約40年前、小3のころです。
夏のキャンプで眠れず、テントの外に顔を出して、ひとり空を見上げたら、たまたま流星群の極大だったらしく、そのまま、ずっと夜空を眺めていました。


それからしばらくして、秋の裏六甲へと夜間ハイクに行ったときのことです。
歩きながら、たまたま見上げた空に、木の影の隙間から巨大なアンドロメダが見えていました。しかし、そのあまりの大きさに、数十秒間は、何が見えているのか理解できませんでした。

 

そして、しばらくして、お小遣いで初めて経緯台と口径6cm屈折望遠鏡を買いました。しかし街中(大阪)暮らしだったので、ベランダから、ビルの隙間から、ほんの少し空が見える程度でしたし、高速道路やビルの強烈な光害のせいで、ほとんど星は見えないという環境でした。


ならば星の赤経赤緯さえわかれば、なんとかなるのでは?と考えて、ビクセンの黒い旧式赤道儀を追加で購入したものの、そもそもベランダから北極星なんて見えていませんでしたし、まともに動かせませんでした。今思えば、極軸合わせなんて、適当でもよかったのかもしれません。
それで、しばらく組み立てや解体を繰り返しているうちに、異様に重たいカウンター・ウエイトを落として床に大穴をあけてしまうなど、小学生にとってはあまりにも重い赤道儀を出し入れするのが億劫になり、次第に天体観測からは遠ざかっていきました。


それでも興味が失せたわけではなく、たまたま月や土星が見えた時などは望遠鏡をひっぱり出していました。でも、赤道義を組み立てている暇なんてありません。そんなことをしていたら、すぐに見えなくなってしまいます。

そこで、小学生ならではの発想というか、仰向けに寝転がって望遠鏡を両足の裏で挟んだり、足を組んでスネに乗せたりなどして観察していました。土星は輪っかがギリギリ見えていましたので、倍率は100倍を超えていたと思いますが、意外にこれでもなんとかなるもので、私のオヤジも真似をしていました。一本の望遠鏡を親子で取り合いながら、寝転がって覗きこんでいるわけですから、側から見たらずいぶんと変な光景だったと思います。母や特に姉、近所の人に見つからなくてよかったです。

この当時の機材は、実家を出た時に処分してしまいました。滋賀県での一人暮らしだったので、天体観測するなら1番のチャンスだったはずなのですが、その時は、仕事とか、もっと他のことに一生懸命だったのです。

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とりあえず、ここまで、次に続きます。