NGC2174 NGC2175
フラット撮影はしばらくやらないことにした。
苦労の割に、あまり効果がないというか、腕が下手なのにやると、さらに悪くしている気がする。
もうちょいしっかり写って欲しかった。フィルタは、OPTLONG L-eXtremeフィルター、フードの先に取り付け。鏡筒はAsker FMA180 。
OPTLONG L-eXtremeフィルターは、流石、ナローバンド。ゲイン390、露出は、180秒では足りず、300秒で、やっとなのだが、露出が長いので、気をつけないと、サチる。なのでとりあえず180秒。
それに、さすが、背景は暗くなる。
その分、ノイズが気持ち悪いくらい、やたら目立ってくる。
なるほど、冷却CMOSが欲しくなるわけだ。
確かに星雲は見えやすくなったが、Pixinsightのインテグレーションの設定はこの組み合わせの場合、Autoではうまくいかないみたい。
チェック模様みたいなのが出る。なのですかさず、設定はCubicあたりを選択。
フィルタの装着位置を変えると格子模様のサイズが変わる感じがするので、cmosやレンズとフィルタと間の多重反射とか、かな?
まあ、消せるのであまり細かくは検証してない。
Pixinsightのインテグレーションは、今まで適当にデフォルトでやってたけど、後処理に手間かけるより、やっぱ、この辺の設定、ちゃんと検討したほうが良さそうね。
それと、理由がわからないのだけど、ASIAIRのライブスタックとか、ASIFitsViewだと、一枚でも星雲がかろうじて見えるのに、Pixinsightでは、スタックしても見えない時がある。炙り出してもダメ。ハート星雲とか写りにくいやつ。
なんだか、赤色になるべきところが緑になってる?
デベイヤーの設定は変えてない。
多分、緑の画素が、干渉フィルタのせいで、赤外領域のみに反応しているからかな?
それとも重ね合わせ設定が不十分?
で、Pixinsightでインテグレーションした直後、めっちゃ緑だったので、反射的にscnrで緑を消してしまったのだけど。
どうなんだろう。
多分、ほんとは赤色で輝度が上がるべきハズだったところを消しちゃってると思うから、
多分、本当なら、半分より上はやや白っぽい橙色、下の濃いところは、フィラメントがはっきりした赤になりそうな気がするんだけど。正解は知らない。
ま、どうせ天体写真の場合は、作り物の色になるわけだし。そもそもフィルタ入れてるし。
scnrで緑を消しちゃってるし、結果、なんとなく鈍い色にしかならなかったな。
まあ、緑を消さないバージョンもやってみるか。
天体に基本、緑色はないハズだから、消してしまおう、というのが定番の処理らしいが、条件によっては、緑がノイズと決めつけて消してしまうのは、やっぱり、良くないような気がする。
それは、完全に赤外線を遮断できていると確信できる場合の話だろう。
今は、星雲を写したいので。
scnr有り。
scnrせずに、トリミングも無し。
ノイズはNoisexterminatorで消したけど。
フィルタで緑がカットされていると信じて、緑だけを消すような処理はせずに、赤色にシフトさせてみた。
さて、スマホではどう見えるのだろうか?
うん。やっぱり全然違う。赤色が出てない。