よなよなむつらぼしのなまくら天体観測

天体観測初心者です。お気楽機材で少しずつ腕を磨こうと思います。

ハート星雲、胎児星雲、カリフォルニア星雲

だんだんマシになってきたのかぁ

とりあえず、写るようにはなってきた、と思ったら、写ってたのに、現像できてなかったってことかも。

 

WBPPは、ぱっと見ではわかりにくいし、テキトーにやってもなんとなくそれなりに処理はしてくれるけれども、これ、ちゃんと調整しないと、色が出てこないみたいだね。ぱっと見は、ちゃんと出来てるように見えて、色が出てないとか。

前回の赤いハズのところが緑色になってたのは、biasがちゃんと効いてなかったから、みたいな感じで、その場合、いくら後処理しても、星雲が浮かび上がってくることはなかった。

同時にアンプノイズまで浮かび上がってきてしまったけど。

おや?ということは、今までの画像処理は、処理の最初から全然ダメだったのか、と気がつく。

 

そこらを見直した後の処理。

DBEしてABEしてNoiseXTerminatorして、ヒストグラムを整えた。手動でマスク作ったりとかの面倒な処理はしていない。

FMA180、optolong l-extreme、Asi294mc、gain200、300秒

不完全ながら、ASIAIRのPAでおおよそ極軸合わせした。ただしベランダは暗いので、よく見えないし、ご近所迷惑になると嫌だから明かりはつけたくないしで、水平がちゃんと出せてない気がする。

 

というか、そんな程度のセッティングでも、Az-gtiってすごいし、便利。ASIAIRでオートガイドしているとはいえ、300秒露出できるとは思ってなかった。もちろん今つけている鏡筒が軽いから、というのもあるかも。

 

スタックのズレの感じからは、2、3倍程度、一枚あたりの露出時間を伸ばせるけど、雲とか、飛行機とか、衛星とか、ベランダのひさしとか、あれやこれやと視野に流れてくることを考えると、この辺が限界かな。

 

総露出が同じなら、一枚あたりの露出は短く、多数撮影するのと、露出長くて少ない枚数は同じ程度という話にも、やはり限界があるとみていて、いくらでも一枚あたりの露出を短くしていいわけではない。

そこは基本通り、試し撮りして、一枚の露出のヒストグラムのピークが、できるだけ右になるようにろを伸ばしてシフトさせつつ、右端はサチらないようにして調整しておかないと、やっぱり色が出ないし、現像やレタッチに時間がかかる。

結果、やはり写真を撮るのならば、一枚あたりの露出時間は、その時の機材、撮影条件や、空の様子で大体決まってしまう。もちろん、ノイズだらけでも見えさえすればいいという場合は別。

 

まあ、そんなことを考えながら、ゲインは、300秒で試し撮りしてサチったのと、120では露出不足だったのを基準に、適当に200としてみました。

それ以上の最適化は撮影時間の無駄だし、最適だからといって中途半端な数字にすると、忘れちゃうし、その時どきで少しずつ違うんだから、細かい数字に意味はないし、まあ、そもそも面倒。

f:id:takash53:20221008095449j:image

f:id:takash53:20221008095501p:image