改良
8/2でわかったことを踏まえ、8/6アンドロメダに再挑戦。
前回は、ノーフィルタ。
その前の撮影で、UV/IRカットがダメなんじゃ無いのと思ったので、StarScapeもろとも一旦、外してR640とか試してみたりとかしてたんですよね。
そのUV/IRフィルタは、canon 70-200のLレンズに付いていたもの。
※後日、これは私の思い込みで間違いでした。UV/IRカットではなく、ただのプロテクトフィルタである事が判明しました(8/7)
それでノーフィルタで8/2やったらやっぱりフィルタは必要と思い直し、もともとレンズに付いていたフィルタがイマイチなんじゃないかと思い直して、天体観測用に買っておいた手持ちの特性のわかっているUV/IRフィルタに変えたんです。
違うのかどうか、レンズにおまけでついていたフィルタの特性がわからないから、わかんないけど。結果的には、コイツ怪しかったのかも(怪しいのではなく、ただのプロテクトフィルタでした汗)。
8/6は8/2より天候は悪く、雲も多く、まあたくさん撮って、雲のかかったやつを省くという、今までめんど臭くてやってなかったことをすることに。
ASI294MCでゲイン120、120秒、100枚くらい。
ほんとは、フィルタ特性のわかっている方のUV/IRとStarScapeの2枚重ねなので、ゲイン390を試したかったんですけど、光害がきつすぎて、5秒、10秒しか撮影できない。
ゲイン390の30秒だと、マッシロシロスケ。
ゲイン120は、ゲイン0の1/5の露出時間、ゲイン390はゲイン120の1/20の露出時間で済む。この辺詳しい人なら今頃何言ってんだコイツ?て感じでしょうけど、ゲイン0って言われるとへ?120と同等にしようとしたら露出時間は何倍なん???てなるので、フラット撮影で確認してみたわけです。
当たり前的な納得の結果で、ゲイン0のレベルがわかって、よかった。ゲイン0は、どのみち使わないけど。
390で行くか、120で行くか、2〜3枚撮り比べて下記の検討を実施。
やっぱり、390のノイズがキツすぎん?てなったので、ヒヨってゲインは120を選定。
AZ-GTiも、追尾の設定、一周回ってデフォルトに戻したら、そこそこ精度よく動いてくれるので、露出がオーバーしない程度、ブレとか、雲が流れて入ってくるのを考慮して、露出は120秒としました。
前まで、適当に撮影して適当にヒストグラムの見た目でだけで露出を決めていました。
一定のフラットとゲインの変更を利用することにより、定量的に露出時間を計算できるようになりました。
今回ターゲットのアンドロメダを撮影すると、ゲイン390で5秒以上10秒未満でサチリはじめました。
ゲイン120なら、その20倍くらいの大体100〜200秒くらいと計算され、ゲイン120なら、ASIAIRのライブスタックで選べるのが、120秒か、180秒(90秒、150秒も選択肢に欲しい)。
露出オーバーの危険性と、ガイドエラー、雲が流れてくるリスクを考えると、短い方がいいのでゲイン120、露出120秒としました。
高いゲインを使うことで、短時間で露出を低量的に決められるので、次からはこうしてゲインや露出を決めていこうと思います。
あとは機械任せ。
で、フラットをSDに保存してしまうという大失態のせいで、メモリ不足となったASIAIR Proは、完全に不安定となってまともに動かず、フラットは消していまいました。するとすぐにちゃんと動くようになって一安心。
翌日、フラットはやり直しました。
あとは、PixInsightのWBPでスタックして、周辺減光が激しいので、とりまダイナミッククロップ、DBEして、PCC、んで、スタックがわずか7枚だったのでノイズが酷かったから、NoiseXTerminatorして、ArcsinhStrtchでストレッチして見える程度の明るさにしたら、もう、今回は、CurvesTransformationで彩度を上げるとかの色を誤魔化す必要は無くなっていました。試しにやると、どうやっても変になります。そりゃそうだ。この操作は、そうなって当たり前。
星とアンドロメダを分離してそれぞれ強調とか、その手のは、やはり、気にはなるものの、やっぱり自分の肌には合わないのでやりませんでした。
多少丁寧に、100枚から厳選したというか、使えるのがわずか7枚しかなかっただけなんやけど。露出少ないかなと心配しつつ、2の倍数の8枚あった方がよかったんじゃないかと心配しながらのダメ元処理。
8/2と、ほとんど撮影は変わらず、前回と明らかに違うのは、フィルタワークのみ、その結果、画像処理はさらに簡略化できて、結果はこれ。
左側、街明かりは消しきれなかったけど、星の色が出てきました。偽色でないことを祈るばかり。
8/2より、8/6は、明らかに天候は悪く、水蒸気も、たんまり、雲も多く、結局、使えたのは、わずか120秒の7枚、計14分の露出だったんですけど、なんとかなったみたいな気がする。
アンドロメダは、眼下の強烈な街明かり、特に周辺の国道や高速のナトリウムランプのせいなのかな?全体がやや黄色い。
もしかして、これがリアルな大気の影響?
素人の僕には、判断するための材料もない。
ストレッチは、なんとなく流れでArcsinhStrtchをやっちゃったけど、後から思えば、それは今回、要らんかったのかも?
NoiseXTerminatorは、やっぱり、効果がキツすぎるかかな。
黒が落ちすぎてしまった。スタック枚数さえ稼げれば、コイツは出来るだけ使わないでおこう。元の絵がなんでも良かったくらい崩れるほどに影響しすぎる。
やっとこさ、元画像が、自分のこれまでよりは、よくなってきた。もちろん、ネット上の先輩方には、全く足元にもおよばないのだけど…
それと、これからは、フィルタは、ちゃんと調べて確認して取り付けよう。
これこれ、やっぱり写真の仕上がりというのは、露出とか、フィルタとか、後戻りのできないココで制御したいんだわさ。
撮ってる感じがするから。