よなよなむつらぼしのなまくら天体観測

天体観測初心者です。お気楽機材で少しずつ腕を磨こうと思います。

そろそろ星雲

自宅からM31を狙える時間が少なくなってきたので、そろそろ星雲でも狙おうかと、フィルタをStarScapeから、QBP3に変更。

UV/IRカットフィルタはいらなくなるんだけど、ゴミよけとしてレンズの前に装着したまま。

 

UV/IRカットフィルタを外さない理由は、Canonのカメラレンズ、非点収差というのか、サジタルコマフレアなのか、やっぱり星像が点にならない。

青が縦に伸びて、赤が水平に伸びるから、画像処理でも消しにくい。

UV/IRカットフィルタを外すとひどくなるのではと、推察。晴れ間が少ないので、まだアリとナシとの比較は試してない。

ハズレを引いたのか、Lレンズとはいえ、やっぱり、レンズの設計が古いのか。

 

そろそろオリオン付近、まだ高度は低いけど、バラ星雲は撮りたかった星雲の一つ。撮影できてよかった。しかし、ハート星雲は、昨日までの連日の悪天候で、ベランダから狙えるタイミングを逃した。

 

去年は、M42を撮影して、ガスの緻密な構造が、スタック処理すると徐々に浮かび上がってきて驚いた。

小さな望遠鏡でも、そんな風に見えるとは知らなかったから、とても感動した。

燃える木とか、馬頭星雲とか、正確な位置を知らなかったし、肉眼ではイマイチよくわからなかったので、ライブスタックは結構楽しめた。

 

今夜、初めて真面目に極軸合わせしました。

これまでの極軸合わせは、適当に大体北に向けていただけ、なんとなく感覚的なドリフト法的なやり方で適当に微調整するくらいだった。

スタックすると、画像が回転したような、いやらしい感じになる。

そこで今回、試しにASIAIRのPolar Alignmentを使ってみました。

北極星が見えなくても合わせられるんですね。

知らなかった。これ、すごいじゃん。

 

慣れないせいか、調整には結構時間を食いました。

おそらく、バランスが悪かったり、レンズの向きによって重心のが変わってズレてしまうんでしょうね。

合わせても、合わせても、もう一回確認してみるとズレてる。

 

初めての極軸合わせ。完璧には合わせられていないけど、一応、画面に花火が上がるまで頑張ってみた。

結果、うーん。そんなに変わらないような、でも明らかに画素のノイズの出方見え方が変わってきた。良いのやら、悪いのやら。

画像処理がまだだから、ちゃんと極軸合わせるとどうなるか楽しみではある。

しかし、極軸が適当で、大きくズレながら撮影して、ホットピクセルとか、分散してたので、気にならなかったのだけど、微妙にズレたような合ってるような極軸合わせすると、画面全体的に無数のホットピクセルなのかな?緑や赤のピクセルが綺麗に筋になってしまった。なんか悪い予感。

だからみんな、冷却CMOSにするのかな。

ASI294は、非冷却も冷却も大きく値段が変わらなかったので、冷却を買っておけば良かった。

 

M42の結果、焦点距離が違うからそのせいかもしれないのだけど、やっぱ、安物でも、天体望遠鏡(SV503)の方が、細かな構造が見えるような気がする。

カメラレンズは残念ながら、フォーカスが甘いと思う。ハズレなレンズだったのかもしれないけど。

もちろん、絞れば良いのだろうけど、ASIのカメラをつなげているので、絞れない。レンズの前にドーナツ環でも工作してつけるしかない。

しかし、それ言い出すと、口径の大きい、明るくて高いレンズを買った意味があったのかどうなのか、悩むことになる。フィルタだって小さなものでよかったということになる。

まあ、70mmの広角から200mmまでカバーしてもらうために用意したし、天体望遠鏡でその辺は難しい。

しかしまあ、私の腕が悪いせいかもしれないが、星像が汚い。もっと綺麗な丸であってほしい。

相変わらず星の青が縦に伸びて赤が水平に伸びる。変な十文字だし、明るくて大きい星は、オニギリみたいになっちゃった。

次回は試しにUV/IRフィルタを外してみよう。

 

M42まあ、お馴染みなのだけど、撮影が下手くそでも明るいから、結構構造が見えてくる。

 

燃える木と馬頭星雲。これはやや暗いですね。私のベランダからでは、望遠鏡の眼視では、ほとんど見えません。

 

バラ星雲。多分初めて撮影。

ホンマにバラみたいで楽しい。

このベランダからでは、望遠鏡の眼視ではおそらく観ることができない。てか、経験がないわたしは、探すのが大変で見つけられない。

 

 

いずれもUV/IR-ニイニッパ-QBP3-ASI294MC

ゲイン120、120秒の10コマ程度。

PixInsightでアッサリ調整。